2018年09月07日

「C国に勝つ  日本の大戦略」 読後感


2018.9.6 監視カメラ2台目

写真は2台目の監視カメラ。「追跡スマートカメラ」という。1台目と異なり自動追跡カメラです。1はカメラ(BEST CAM)  2は三脚(100円) 3はケーブル止め 4は壁  設置のポイントはカメラの底のインチネジをどう固定するかであり、わたしは写真のようにフレキ三脚を使用。
実はカメラのインチネジのオスは通常市販されていない。取り寄せが必要でしかも数百円。
本来はソフトがスマホ専用ゆえ、使用不可のはずだったが、androidタブレット(インストールで適合せずの注意がでたが無視)でどうにか稼動中。
でも、共有化(違ういくつかのスマホで見る)のプログラムが作動せず、展開方法思案中。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
北野幸伯さんの本を初めて読む。

これまで読んできた本とは一味違う内容でしたが、興味を持って読めたと思う。

このタイトルの発端はC国の2012年の呼びかけ、反日統一共同戦線だ。ここには少し記載されているが、アメリカも巻き込む作戦だった。

北野さんは、この呼びかけに従いC国のとった行動を整理し、結論を出している。本の出版時期からして、安倍さんとトランプさんはまだ他人同志の段階。

結論はアメリカ、ロシア、K国他と仲良くしてC国を倒せということ。

馬渕さんはグローバリズムと民族主義の対決で前者にC国、後者にアメリカ、ロシアを挙げ、日本も民族主義の側として、グローバリズムを打倒せよという結論だったと理解。

K国のことの扱いが違うが、よく似た結論と思えた。但し、この結論に至るまでの経緯は全く違う。K国の有無はその違いの所為でしょう。

北野さんは第二次世界大戦で負けた理由を調べ、結論を導いている。

詳細は省略して、要点のみいうと、満州の利権を独占してアメリカと共有できずアメリカに反日思想、日英同盟の寄与もあって日露戦争で勝てたのにイギリスが困った時に助けずイギリスに反日思想、この結果として、味方がない状態で国際連盟離脱、この時点で勝敗は決す。

この教訓から味方を作っておくことが肝要という結論。ーーー アメリカ、ロシア、K国他と仲良く

非常に面白いと思ったのは、他の本では、日本人の有能さを前面に出し、「有色人種差別」とか「アメリカの策略」とか「国際金融資本家」なる文言がよく出てきていたが、この本では「有色人種差別」の言葉はなく、他の言葉も影が薄い。日本の慢心(国連離脱が典型)が世界大戦の遠因としている。要は日本人の有能さを訴えてもC国に勝てないということだ。
真珠湾攻撃もアメリカの読み通り、日本は悪者(他国もアメリカに同意)にされた。これがまずい手法の代表例。要は味方がいなかったということ。

C国に勝つためには、今後も核兵器を持たず、「アメリカに頼れ」という。「そもそも核拡散防止条約は日本が対象で作られた条約ゆえ、破れば他国から顰蹙ですよ」。あくまでも他国から見放されないように対応せよ。

なるほどという考えですが、K国を味方というのはほとんど無理でしょう。北野さんはK国のことはよくご存知の上での結論と思いますが。今一つは核の傘の信頼度が? 
  

Posted by まめちるたろう at 04:04Comments(0)世界の動き