2018年12月27日
来年の日本はどうなるのか(EUの経験の再現か)

2018.12.26 「2018年戦争に向かう世界 日本経済のラストチャンス」 三橋貴明著 徳間書店発行
ーーー この本は概ね半分読み終えた。去年発行の本だが、ヨーロッパ(EU)の経験が日本に生かされていない現実に愕然とする。一言で言えば、保守系の反グローバリズム派の勢力がほとんどない。つまり、ヨーロッパと同じ経験コース(例えば、移民受け入れトラブルコース)を歩んでいるということ。
今ネットを見ていても、個人的にも持って行き場というかはけ口がないという状況ゆえ辛い。
ネットのみの情報での判断ですが、保守陣営の皆さんに共通しているのは、恐らく大半は支持したい政党がないこと。
自称自民党員も悩んでいるようだから重症です。一言で言えば、今の自民党は保守系でグローバリズム推進派ゆえだ。
三橋さん含め、安倍批判も相当なものです。この辺りは逆に言えば盲目的でなく立派ですが。
消費税反対、移民法反対、TPP反対、水道民営化反対、規制緩和反対などなど。ーーー 規制緩和反対については理解不足(規制により賃金水準が維持)
対中国、対韓国、対北朝鮮、憲法改定、沖縄基地と問題が山積みなのに、上記問題がプラスするから、支持派が躊躇ってしまう。
この状態で年を越すがゆえに、噂となっている来年の選挙は混沌としている。
野党と日本を貶めたい日本人たち(慰安*や徴用*問題などの発起人)にとっては最高のタイミングで選挙を迎えられそうです。
日本の政治家は官僚同様、所詮は利権絡みにしか動かないのかなと思いたくなる。
私にとっての理解できない人たちは例えば消費税アップを推奨する学者たちと経営者たちだ。このままデフレが継続すれば日本が潰れる(実質賃金がどんどん下がっているー画像参照)とわかっているのになぜ推進派の立場に立つのか、財務省官僚同様、自分の家族・会社のみが豊かに生きるためなのか、信じられない行動だ。子供達の未来はどうなるのか。日本人の実質賃金がどんどん下がっている分、どなたかの懐が潤っている(恐らく日本ではない)のは経済学の教えるところだ。株も同じ。
日本経済はIMFお墨付きの安定性を持っている(海外に借金はない)。また、国債を追加発行しても景気が回復すれば税収も増え、赤字国債(日本銀行から借りているだけ)も減少可能と聞く。
アベノミクスで景気は良くなり、株価も上がったが、その儲けたお金を日本で使っていないから、本当の景気回復とは程遠い。
経営者は株主配当、海外投資、内部留保に向いていて、賃上げに寄与していない。安倍さんは賃上げせよというが、経営者は見通しが利かないがゆえに安倍発言は聞き流すのみ。悪循環です。