2018年12月14日
「日本国紀」と「超日本史」

2018.12.5 京田辺・一休寺
2冊の本を同時に読み始めた。厳密には少し読んで積んであった本を再び読み始めたということ。
積んであったのは他にやるべきことがあったという単純な理由。
「日本国紀」はすでに何回も紹介しているので省略し、超日本史について補足。正確には「世界史と繋げて学べ超日本史」 茂木誠 著だ。
なぜ併行して読んでいるかと言えば、古い時代については明らかに「日本国紀」は説明不足で「超日本史」で補っているということ。
超日本史はご近所(周辺諸国)との関連を強く出しているので非常に参考になる。
すでに紹介した「目からウロコの日本の歴史」(中学校教科書;新版・新しい歴史教科書 自由社 がテキスト)は先の二つの本の組み合わせ品の簡略化版と言える。
「日本国紀」は「4章・応仁の乱」まで読んだが、同じ時代までとしても「目からウロコ」や「超日本史」(8章・鎌倉幕府まで済み)の方が面白い。
百田さんがいうように力点は占領(12章)以降なのでしょう。
それでも「日本国紀」批判が11章以前であるらしいので、それも面白い。
すでに40万部は店舗に出ているらしいので、批判派にとっては寝ておれないでしょう。
百田さんの影響力の大きさに改めてびっくりします。
百田さんと同系統の本やネット講座がたくさんあるのに目立っていない(無視している)のも面白い。
さて、竹田恒泰さんが日本史の教科書を申請したということは以前に紹介したかもしれません。
竹田さんは検定に不合格になるであろうと予想し、文科省の検定の結果(本文と文科省の見解)を出版することを考えている。つまり、どの表現が悪いのかを言ってくれ、それをみなさんに開示すると表明している。これも面白そうです。
ご近所に配慮しない教科書の出現を切に望んでいます。応援します。
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ネットである人が2−3ヶ月前に言っていた。日本国紀と超日本史を同時に読めばいいと。
私はようやくそのことが言えるレベルになったようだ。
不思議なものでこの「超日本史」は「日本人はどこから来たか」(第1章)を読んで本箱にしまっていた。
「日本国紀」を読み始めて、何か足らないなーと思って、「超日本史」も併行して読んでいってわかった。
「超日本史」も面白い。やはり、周辺国とのやりとりは無視できないことをやっと理解できた。
具体的には例えば「壬申の乱」、これは周辺諸国にどう対応するかの争いでもあり、単なる権力争いではない。