2018年10月03日

沖縄の選挙結果を振り返る


2018.9.28 湖南アルプス

昨日の記事の続編です。選挙結果の総括に当たる番組を数点見た。

沖縄の我那覇さんの総括、自民党の和田さんの総括、KAZUYAさんの総括。それぞれ違う総括でした。なお、宜野湾市(普天間基地あり)の市長選は前市長の意思を継いだ保守が勝利。

我那覇さん; 情報戦に負けた。ーー 翁長前知事の葬い戦、沖縄の差別など感情論が支配。保守の主張はマスコミが取り上げないので県民に伝わらない。どのように主張を伝達するかが今後の課題。一方、基地問題を正面から訴えなかった点は失敗。「裁判を注視」というスタンスでなく「C国の脅威」を素直に訴えるべきだった。ネット対新聞の戦いであったが、新聞が「ネットファクトチェックキャンペーン」を展開して、「ネットはデマ」と宣伝。玉城さんは国防意識ゼロで地球市民(鳩*さんに同じ)を公言し、「日米から沖縄を取り戻す(独立?)」「一国二制度(半島に同じ)」と堂々と謳っているので今後が心配。
ーーーー 我那覇さんたちは今の既存政党では「C国の脅威を訴えることはしない」からまずは保守党の体質改善が必須という考え(FM放送の現場)。彼らは元気で再出発です。

和田さん; 出遅れた。30−40代の支持を得られなかった
KAZUYAさん; 新潟や名護の教訓を生かし、支持団体(共産、立民、社民、自由など)を表に出さず。30−40代の支持を得られなかった。

概略こんなところでしょう。沖縄の人とそうでない人の分析は当然ですが視点は違います。

昨日の記事で沖縄二紙とテレビの威力を紹介しましたが、我那覇さんの分析でも大きな要因としてあげています。特に今回は「ネットファクトチェックキャンペーン」までやってネット=デマを徹底してやったのでしょう。これも昨日の記事の「ファクト」の本が双方から出ているくらいに重要な点になっているということ。

KAZUYAさんのレポによれば辺野古の工事の続行には知事の承認がいるケースもあるとのことゆえ、工事の停滞は間違いなく発生するでしょう。普天間基地の危険性の解消時期も遅れるということです(以前に小学校の移転を米軍が提案したが、基地をなくす手段にするため断ったという新聞記事ありーこれもデマというでしょうが、記事は残っているはず)。恐らく辺野古に移転(新設ではない)させない、危ない普天間の基地をなくすという方針で進むのでしょう。

9年前に小沢さんが時の政権である民主党員を90名?連れてC国詣をしたと聞く。同じことを一国二制度を望む沖縄県知事と支持政党でやっても全く違和感はない。大歓迎されるでしょう。但し、支持者の本意かどうかは私はわからない。

八重山日報(石垣島で発行された新聞だが、部数は伸び悩み)の拡販、我那覇さんたち(二紙と戦う面々)の活動の場の進展を切に望む。それらの情報を加味して、どう選択するかは県民の意思だ。
  

Posted by まめちるたろう at 04:33Comments(0)ネットマスメディア政界