2019年06月16日
不合格教科書の中身 その2

2019.6.14 歴史本の一部
先日読み終えた。
当然ながら、保守系の人が書いた本は、やはり天皇の行動や言動、日本人の良さ、間違って伝えられていることの修正版などは共通している。
従って、初めて知ったというより、あの本でも記載されていたなーというのが多い。
明治以降はいろんな記録が残っているだけに、ストーリー性がなくなり事実の列挙に陥りやすい。加えて、注釈を入れようとするなら更に文章が長くなるので、教科書にどう盛り込むのがいいかは難しいなと思う。特にこの不合格教科書は絵も写真もないので、読み続けるのがしんどくなってくる。
そういう意味では所々で出てくるトピックなどは大いに興味深い。
教育勅語の良さ; これまで渡部昇一さんの本で取り上げてきたので省略。天皇自ら遵守するゆえ、皆も守ってくれというモラルの集大成ーーー 教育勅語は戦争賛美ではない、家族、仲間、国を大事にと言っているだけ、これは当然のこと。
明治23年のトルコ軍艦エルトウールル号の遭難・救出と昭和60年のイラン・イラク戦争中の日本人救出;トルコでは知られているのに日本人は知らないーーー 日本人はこんなこともやってきたという事例が他の本でもいくつか出てくる。これらが日本への敬愛の念の元になっている。
昭和天皇とマッカーサーの会談;これまで小名木さんの歴史の話(CGS)で取り上げた。命乞いしない天皇にびっくり。ーーー 天皇の心意気はなぜか保守系の歴史本でしか取り上げられない。災害時に天皇のなされる行動と符合し納得させられる。
朝*新聞の誤報;慰安*に関わる吉田清治の記事につき誤報とわかっても20年弱放置する体質ーーー 新聞が問われる。加えて検索不可の操作までやっていたから相当な悪です。
日本を取り巻く厳しい環境;拉致、北方領土、竹島、尖閣諸島の問題ーーー 討論すればいろんな意見が出るでしょう
読後感で言えるのは、中学校の教育はこんなレベルが高かったのかと感心。暗記の歴史ということしか頭に残っていないが、この不合格教科書はものすごく考えさせられる。こんなことで良かったのかとか、なぜこんなことしたんだろうとか、例えば教育勅語がなぜ悪いのか、なぜ反保守は目の敵にするのか??
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昨日、漸く棚の整理を終えた。苦労して集めた資料もあるが、自分の歳を考え、もう無理というのはバッサリ処分。おそらく1500ページ分。本日は山も中止ゆえ背表紙の作成をする。