2018年07月22日
読後感

2018.7.21 音羽山・仙人の滝
武田邦彦さんの「原発と日本の核武装」の本を読み終えた。
先日紹介した「NH*が日本をダメにした」に続き2冊目。武田さんの本では3冊目。
読んで見て分かってくるのが、ご本人の発言(いろんな場面での発言)のベースはいろんな経験から築いたものの中からの発言ゆえ自信があるなということ。
「原発と日本の核武装」は福島の原発事故のことから得られた教訓が記載されている。福島の事故についても相当いい加減な記憶しかなく、今更ながら人ごとであったこと恥じるしかない。一方、いろんな情報が隠されていたとかは当時は知る感度も持ち合わせていなかったからやむおえないです。「被曝限度の嘘」、「風向きを知らせない」が典型的な事例。政府(民主党政権)、マスコミが協力一致やっていたので、新聞やテレビのみの情報源では無理だったでしょう。でも恐らくネットではいろんな情報が飛んでいたと思う。
この本の象徴的な文章は「被爆しても直ちに健康に影響はない」発言(当時の官房長官ー現某野党党首)と伝統的な「民の竃(かまど)は賑わいけり」(仁徳天皇)とのギャップに尽きる。前者は「日本社会の誠実さを破壊した」と筆者は断定。
「被爆しても直ちに健康に影響はない」の片棒を担いだのが受信料で放送する公共放送であり、大手メディアのA新聞ということに筆者は怒る。ーーーーーーーーーー被爆限度が本来の限度以上に変化していった
但し、被爆限度についてはその後の自民党政権でも間違った発言をしており、政治家の認識は相当いい加減だったようです。但し、マスコミは原発反対のスタンスだったので被爆限度については知っていた(事故以前の報道が証拠)のに口をつぐむ(理由は?)。
核は戦争の抑止力になるというスタンスと理解。自衛隊は軍隊というスタンスであり容認。
以上は私の理解であり、間違った解釈していたら私の責任です。
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きのうは湖南音羽山に行く。登りも下りも沢コースゆえ暑さ知らず。下界に下りて暑さにうんざり。