2020年04月21日

フクシマ フィフティ(原発事故)

フクシマ フィフティ(原発事故)
2020.4.11 希望ヶ丘ーー 三上山とミツバツツジ

「福島フィフティ」を読み終えた。当事者の行動の他、当時の民主党政権・菅内閣の動き、自衛隊の動きなど興味を持って読みました。

原発に限らずこのような場面は多々あると思う。船の沈没、車の事故、火災などいろんな場面が想定される。ただ、原発の場合は時間軸が長い。従って、考える時間が多いので精神的なダメージは想像もできない。

2号機が爆発し、最悪の状況になったことから免震重要棟にいた約700人のうち役割を持つ69人だけが残った。ここの場面で残るかどうかを自分で決めることになる。現実にはすごい場面だ。その後、やはり必要なため、何名かが現場に戻る事態となるが、この決断もすごいことだ。

当然とはいえ、吉田所長の存在は大きい。事故直後の「停止指示」を無視しての「海水による冷却」の継続は吉田所長の決断の重み(日本を守る)を感ずる。二つ目は免震重要棟から69名以外を避難させる決断、犠牲者が少なくなる安堵感と死ぬ覚悟の要員を抱えた重み。所長は食道癌と脳内出血で惜しまれて永眠された。

著者(門田さん)は二つの教訓を得た。一つはアメリカは2001.9.11テロから原発の「全電源喪失」と「冷却不能」の対応を決めたが、日本ではそのようなテロはあり得ないとの前提で無視、その結果は自然災害による「全電源喪失」と「冷却不能」を実体験するハメになったこと。今ひとつは太平洋戦争を乗り切った大正生まれの人は「他人のために生きた世代」と捉え、それと対比し現代の日本人を「自分のためだけに生きる世代」と考えてきたがそれは間違っていた。今の日本人もかつての日本人同様の使命感と責任感を持ち命をかけても毅然として物事に対処できることを学んだ。

「フクシマ フィフティ」は映画ですが、原作は門田隆将さんの「死の淵を見た男」文庫本にもありです。偶然本日見たKAZUYAさんの記事も一つの見方です。

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水間さんの自宅に抗議する人が数人いたようです。本当に命がけの公表になります。
アフリカでもC国を追い出す動きが出ていたが、日本ではその気配はない。

以前に報道の自由度ランキングで日本が相当下位ランクだったと記憶しています。その時は日本は皆好き放題の報道をしている(新聞・テレビなど)という認識ゆえ、そのランキングはおかしいという意識だったが、官僚の資料は確かに自由がないのだろう、不透明部分が多い。感染者や入国者で「調査中」に相当する部分は官僚では開示できずどう見ても政治家が絡んでいるようだ。権力の行使による情報の封じ込みの典型例ゆえマスコミの追及とか国会での追及しかないだろう。なぜかマスコミの追及は封印されているようだ。

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Posted by まめちるたろう at 04:12│Comments(0)ネット
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