2019年01月02日

移民について考える

移民について考える
2018.12.31 桜チャンネル・年末特別対談ー西尾幹二さん 

写真は西尾幹二さんの新年の挨拶となっている。内容は厳しい内容であり、これまでは日本人なら自然と立ち直ると踏んでいたが読みが甘かった。行くところまで行きそうなのでなんとかせねば、というのが結論でした。西尾さんとは雑誌で会ったように思うが記憶はない。この討論をきっかけに既知の人となった。

年末に三橋さんの「移民受け入れ大国日本の末路」(2017)を読み終えた。概略はわかっていたつもりだったが、肝心なことの認識がなかったように思う。

安価な労働力とか福祉受給の問題とか犯罪増加の問題とか、に目が行ってたが、実はその労働力は日本にとって致命的なところを移民に任せることになるという怖い話です。

まず、農業(自給率28% 2011年)だが高齢者が退職後、移民者が農業を担当することになる。日本の食を移民者が作るという事態。災害が多い日本で指名競争入札のみに依存する仕組み(従来は談合も考慮)のため土建屋が潰れる事態(会社22%減 1999/2015比較 作業員30%減 1997/2010比較)が進行し、かつ入札のための安価労働力依存により、日本人が働けなくなる。いざ災害とき、果たして日本人独特の助け合い精神が活かされるかどうか。自衛隊の艦船のメンテを移民も従事、もし移民が仮想敵国であればと思うとゾッとする。

結局、食とか災害復旧とか防衛など国家の安全や存続に関わる部分への移民依存は大いに危険と思われる。特に、お金の問題なら挽回可能だが、肝心な部分は技術依存ゆえ、さあ交代というわけにはいかないでしょう。本には触れていないが、西尾さんの言い分を入れると科学技術からの撤退(お金を投入しないのでどんどん縮小、移民の取り込み)も進むでしょう。

いずれも極端な事例かもしれないが、また西尾さんの日本人論ではないけど、日本という国の存在が??の状況に近ずくことは間違いない。

日本人とは違う特性を持つEUですら、移民につき問題が発生し、反対勢力が力をつけつつある。まして、日本人の気質と相容れない移民の受け入れはEU以上の大きな痛手を受けそう。野党も反対しているが、移民者の人権を問題にするのみで日本が日本でなくなることは気にしていない。

すでに法案が通過した(自民党にも反対者はほとんど皆無)ゆえ、省令を決める時点で配慮してほしいところだが、どうなることか。

参考(本より抜粋); 韓国は若年層失業率が2桁に達し、日本に出稼ぎに出ているにも関わらず、外国人労働者を日本以上に受け入れている。賃金を上げたくない企業側が安い外国人労働者を年間40万人受け入れながら、韓国貿易協会が大卒の若者たちに「日本で就職しよう」ギャンペーンをやっている。ーーー まさに西尾さんの挨拶の通りです。日本がこうならないと予想できますか?

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記事中の談合の件; 悪く言えば、利権の維持、良く言えば、土建業者の維持、これは理屈では割り切れない部分がありそう。同じような事例として農協の存在もありそう。穀物の自給率と農協の存在の意義が関わっているとしたら、これも難題です。日本国維持の視点では自給率100%がほしい。さらに同様にエネルギーについても言える。石油100%依存をよしとするか、原子力をやむなしとするか。いずれも供給ストップは日本の死活問題ゆえ戦争の再現となりうる。
いずれもグローバリストにとっては容易に解答に行き着くが、代償は、日本国の解消、貧困化を招く可能性大です。

年末年始に読むべき本、見るべき番組ではなかったかもしれません。でもいつかは認識すべき越えるべき壁です。また、デフレ脱却にも関連することだ。

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Posted by まめちるたろう at 05:31│Comments(0)日本政界
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