2017年11月17日
読後感 その2

2017.11.13 比叡山延暦寺・根本中堂近辺
最近購入した3冊の本のうちの2冊目の本を拾い読みした。高橋洋一さん(元財務省の官僚)の「官僚の真実」という本。
「モリカケ」で話題となった財務局と文科省などの官僚はいったい何者というのが知りたかったこと。
要点は下記の通りーー わたしの解釈での理解
1.初版発行が2017.7月ゆえ、原稿は6月には終えているにもかかわらず、「モリカケ」は前者は財務局のミス、後者は既得権益の維持(獣医師会・文科省天下り)と読んでいて、それを理解できないマスコミと野党を批難
2.官僚は政治家をコントロールしている(官僚は頭脳明晰、政治家は国民に選ばれているので幾分考慮するという感じ)
3.財務省は予算編成、徴税、人事権(出向者)、政権中枢に秘書(出向者、スパイ?)と重要部分を掌握
4.借金1000兆円は財務省のうそ、資産を引くと400兆円で他の先進国並み、消費税アップは反対
5.天下りに罰則必要ーー 森友のMさんは斡旋人なのに退職金もらって左うちわ
6.官僚の権限縮小のため、歳入庁(税金と社会保険)で徴収コスト激減、道州制の導入で霞が関官僚の激減(地方に権限移譲、大阪都構想がひとつの事例)
というところです。興味深く読めました。C国で官僚にうまみがあることがよくわかります。C国はこれに独裁政権がからむゆえドロドロでしょう。
かつての民主党政権時代は上記2項は容易だったように受け取りました。天下りを出向と名称変更して天下りが減ったと豪語したようです。単純です。