2019年03月18日
隣の国の歴史 その2

2019.3.13 伊丹空港・スカイパーク
宇山さんの「**属国史ーC国が支配した2000年」を読み終えた。
タイトル通りの内容であり、以前にCGSで提供の番組ということで紹介しました。
今回はその元になった本のお話。
隣国の歴史の本として数冊目だ。この本では紀元前からの歴史となっている。
以下のことは、この本にのみ記載ということではなく、恐らく他の本にも記載されていたはずだが、すっかり忘れている。
結論的には属国としてあれほどのひどいことをした大国のC国には「無言」で、小国の日本には「いろんなことを言う、やってくれる」と言うこと。
C国は頼りにできる大国であり「中華思想」の大元、一方の**は「小中華思想」であり第一の子分の位置付け。日本は周辺の野蛮な国の一つにすぎない、取るに足らない国、と言うことでしょう。事大主義が生き方としてBESTの方法だったのでしょう。C国と対立しているのは満州の歴史上での帰属問題、これにより建国?年が変わってくる。
「中華・小中華」以外で気になった文とか言葉は「王と民の関係」、「女性の奴隷」のこと。日本との比較が頭に浮かんでくる。
「王と民の関係」は日本では「天皇と民の関係」になり、2017/12/16に引用した「民の竈(かまど)」とか、「大御心と大御宝」の関係に尽きる。対照的なのが、朝*戦争時の李承晩の行動(自分だけ南に逃れ、まだ残された民がいるのに漢江大橋を破壊)とか済州島での民の虐殺、 あるいはハングル文字を作った世宗の言葉「愚民のために簡単なハングル文字を作った」の中の民の愚民扱い など
「女性の奴隷」;C国(明・清)への貢物の一つであり、年間3000人の女性をコンニョとして差し出す必要から、人数確保のため「12歳以下の女子の結婚を禁ずる」布告ーー李氏朝*・世宗。日本では南蛮貿易で火薬一樽と女性奴隷50人の交換(2018/10/14記事)、秀吉はこれはいかんと言うことでキリシタンの活動制限に繋がる要因の一つの位置付け。わたしの理解では秀吉は天皇に成り代わって民に尽くすという意識はあるはず。
実は属国については必ずしも人ごとではない。**は国の存続のために属国の道を選んだ。
日本の防衛はアメリカに依存している。人によってはアメリカの属国という。竹島の例のように武力が使えないと全く怖くない国であり、周辺国はそれを希望し、また、野党のほとんども同様のことを要求する。いずれも極めてスタンスが明確だ。さて、我々は属国のままを選択するのか、主権を取り戻すのか、どちらだ?
日本の教育では現在は平和憲法を持っているとはいうが、結局は「アメリカの属国だとか主権がない」とは教えない。教えたら対応策を教えざるを得ない。