歴史書の読後感

まめちるたろう

2017年12月04日 03:07


2017.12.2 嵯峨野・落柿舎

写真は落柿舎の前の柿の木で柿をついていたメジロ。バカチョンカメラで撮れるくらい目の前の出来事でした。

「常識から疑えー山川日本史 上 下」(倉山満 著)を読み終えた。

我が家の本棚にはすでに山川出版社の「詳説・日本史図録」と「世界史図録ヒストリカ」が入っていた。先の本は教科書の山川日本史が対象ゆえ、この本棚の本ではない。

歴史はほとんど関心がなかったので、記憶もゼロに等しい。この状態で「常識から疑えー山川日本史」を読破するには無理があったようだ。

ところどころ、「おやー」とか「なるほど」というところもありなんとか読み切ったというのが正直なところ。

記憶にあるところを列挙すれば

1.世界の教科書の標準は「自国に自慢の持てる記載」だが、日本のそれは「自虐」+アルファー 
2.国際法という視点からの記載がないーー 自分の国すら守れない憲法の存在
3.うそはないが、皆が認める事実の列挙で、ひとこと足りないーー いろんな意見の集約ゆえ仕方ないでしょう
4.日本にはすばらしい政治家が多くいて、世界でも大きな役割をしていた。
5.むしろアメリカは新興国ゆえに変な政治家もいた。日本に対しては国際法無視で対応ー無差別爆撃や原爆
6.旧ソ連のスターリンの役割が論ぜられていない。ーー 共産党を記載しにくい勢力の存在?

こんなところでしょう(理解不十分)。教科書検定とかもあるので実現は難しいだろうと思う。ましてやアメリカの指導の自虐的教科書からの脱皮はものすごく難しいでしょう。恐らく検定する人たちは「自虐的教科書」ファンなのでは。
とすれば、ひとりひとりが意図的に別の歴史書と出会うしかないでしょう。いまの世の中はマスメディアも同じ方向(「自虐的教科書」ファン)ゆえ、トンデモナイ困難度がありそうです。
ネットなどの手段で少しづつ自分で変えていくしか方法がなさそうです。

「日本にはすばらしい政治家が多くいて、世界でも大きな役割をしていた。」は過去のことです。いまは国連でも常任理事国には入れない。一方、戦勝国(中華民国・国民党)でもないC国(共産党)が拒否権までもって居座っている。R国にしても日本が負けるとわかってから参戦して多くの利益(北方4島など)を得るという、スターリンの蔭の力の恩恵に浸っている。やはり、C国とR国は一党独裁国家ゆえ怖い国でしょう。

日本は実績からして、恐らく潜在的力を持っているはず。いまの政権が長期に続かないと再び暗黒(日本が悪者)の時代に入るように思える。「日本にはすばらしい政治家が多くいて、世界でも大きな役割をしていた。」の再現を期待する。C国もこのことが恐いので世界各国で日本たたきに徹しているのではないか。R国もスターリンの実績からしてなにか裏工作(例えば北C国を通じて)をしているでしょう。「共謀罪」反対勢力が堂々と存在できる国がいまの日本です。「共謀罪」も国際法の範疇でしょう(わたしの理解)。


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