「天皇の国史」を読み始めた

まめちるたろう

2020年09月27日 04:56


2020.9.20 比良・中峠への道

「天皇の国史」を読み始めた。著者は竹田恒泰さん。

著者は「不合格の中学歴史」書の筆者でもある。乱暴な言い方をすれば、「天皇の国史」を検定版(検定に合格するように修正した本)にしたのが「不合格の中学歴史」なのでしょう。

今読んでいるのは、縄文時代に入ったところだ。面白いのは、神話・記紀+最近の発掘調査結果+最新の科学的知見(DNAとかミトコンドリアとか)の3つを盛り込んでいるところだ。世界最古の磨製石器とか最古の土器など日本人の古さ・優秀さ加減に改めて日本の凄さを感ずる。実際に使われている教科書ではどのような表現かは知らないが、自虐教育には相応しくないので相当考慮されていると思う。

Y染色体とかミトコンドリアについては他の本でも引用しているので目新しいことではないが、結論は幾分異なっているかもしれない。ーー 比較はしていない。

以前より取り上げている、百田さんの「日本国紀」との違いはどこにあるかと言えば、ページの割り振りが対照的だ。「日本国紀」は現代に重きを置き、ページを多く割いている。一方の「天皇の国史」は縄文時代以前も多くのページを割いている。いわゆる磨製石器のでた「岩宿時代及びそれ以前」も取り上げている。結局この時代までこないと日本の歴史が語れないということだろう。なんでもかんでも大陸からという説が支配している実態ゆえ、そうではないというには岩宿時代の登場が必要でしょう。

神話・記紀を岩宿時代ー縄文時代ー弥生時代ー古墳時代ー飛鳥時代の要所要所に取り込んでいるので、大いに興味が持てる。神統譜(神の相関図?)も添付されているが、不足分もあり、同じ筆者の「現代語・古事記」の神統譜も参考にして読んでいる。

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YouTubeも閲覧しているが、菅さんのやろうとしていることが本当に安倍さんの継承なのか疑問な点もあり、じっくり腰を据えて視聴しようという気にはなれていない。習**対応、女系天皇対応など最も大事と思う点で大いに不安。デジタルに力点を置くのは良いが、ネット情報もきっちり見て欲しいと思う。


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