財務省は無敵だ

まめちるたろう

2019年01月10日 03:39


2019.1.8 上賀茂神社

「財務省が日本を滅ぼす」 三橋貴明著 小学館 を読み終えた。三橋さんの本は4冊目。

すでに紹介したように三橋さんのことは好きではなかった。やたらと過激に安倍政権批判を繰り返していたり、ネットの討論会に出ても、発言が過激でした。
加えて、家庭では奥さんに暴行を働くなどの事件もあり、本当にいい印象は持てなかった。

しかし、彼のことを評価する人も多い。藤井聡さん、馬淵睦夫さんなど。評価する人たちは好きな人たちゆえ、三橋さんの本を読んで見ようと思った結果が4冊の本となった。ダブっていることも多く、実質は2冊くらいになるのでしょう。面白いです。

冒頭の本では財務省がなぜ、理解不能の行動をするのかの解答が欲しかったのだが、まだ、?部分がありスッキリはしていない。

本文ではなく「終わりに」の箇所で肝心な所を一部触れている。

1 なぜ財務省に逆らえないか; 国税庁を持っているので、査察を指示できるーー 政治家やマスコミにとっては痛いところ。加えて、政治家の場合、「箇所付け」の予算(地元に約束している予算の類)を減らされる。道路特定財源も握ったので逆らえる官庁もなくなる。

2 唯一の救い; 官僚の人事権を内閣人事局マターに変えたことで、ひょっとして財務省の人事にメスが入ればいいが。

3 財務省官僚の目標; 緊縮財政の推進で次官、IMFなど国際機関への天下り先確保、このために日本を滅ぼす政策をとるか??

他、本文で気になった点(少子化のこと)
少子化の主因は非正規社員の増加と東京の一極集中の二つ、いずれも婚姻率が下がる。前者は金欠、後者は東京の物価高による金欠。結局は結婚するほどの給料がないということ。

結論的には
前述の通り、財務省の緊縮財政予算ゆえにいろんな分野で不具合が出ているが、財務省に逆らうマスコミや政治家の出現はあまり期待できない。骨ある政治家が出れば彼をバックアップしないと彼も倒れてしまうだろう。マスコミはまず全く期待できないだろう。


関連記事