日本の歴史を振り返る その6

まめちるたろう

2018年10月16日 03:47


2018.10.14 六甲のロックガーデン・万物相エリア

「目からウロコの日本の歴史」(CGS)その6です。

今は9章を視聴しています。今回は8章8話・世界一のエコロジー都市・江戸と8章9話・外国船と江戸の安全保障と9章5話・南北戦争と明治維新をつなぐ不都合な真実を取り上げます。

世界一のエコロジー都市; 話題のほとんどは玉川上水のこと、時代劇で長屋の井戸端会議を見たことがあると思います。でもこの井戸は地下水ではなく川の水を引いたものです。概ね70Km、勾配は100mで20cm。[以前に取り上げた琵琶湖疏水は10Km、100mで3cmでした(参考)。]
民間の玉川兄弟が仕上げた工事ゆえこの名前が残ったようです。イギリスは30年遅れで30Kmの同様な工事をしたとのこと。リサイクルという視点では着物ー生地の転用ー糸の活用ー紙としての使用とほとんど消えて無くなるまで使い込んだようです。

江戸の安全保障; ペリーは2回江戸にやってきた。しかもペクサン砲(爆発する玉を水平方向にも打てるという最新のもの)を持っていた。とりあえず1回目は引き下がってもらい、2回目までにお台場で砲台の置ける島を3つ作ったという早業をこなす。このため2回目のペリーは下田に立ち寄る羽目になったという話題。防衛体制をとれば流石のペクサン砲も江戸に向けることができなかったとい教訓。
なお、ペリーは1回目の後、帰国せず、無防備の琉球で悪さをし、日本に返還される前の沖縄と同様の状況だったようです。

南北戦争と明治維新; そんなバカなという二つが結びつきます。日米和親条約の細則で両替の取り決めをした。これはアメリカに一方的に有利な内容ゆえ、日本は金(小判)を大量にアメリカに吸い取られこれが幕末・明治維新の裏の原動力となっている。アメリカ北軍はこのお金(武器弾薬の購入など)で南北戦争に勝利し、かつ、負けた南軍の武器弾薬を日本に輸出して、戊辰戦争を価格し、再び儲けるという荒技をやってのけた。アメリカの画策の裏に金融資本家がいたという話は、馬渕さんのいう国際金融資本家とつながっていくのかもしれません。典型的な「戦争で儲けるパターン」です。

今回の話題も教訓に富んでいます。歴史を学ぶことは面白いと思う。この歴史シリーズが続きそうなので、ちょっとだけ視聴をやめ、ちょっとだけ読書に方向転換します。
私のミスでこのシリーズ1回分の記事を削除しました。微かな記憶で寺子屋の話(自由競争で優秀な先生の所に生徒)、パナマ運河の話(江戸時代に閘門式運河の方式で水面の高さの異なる川の間を移動)と浮世絵の世界への影響の話。いずれも江戸町民の素晴らしさをいっていた。



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